4月21日~地名の謎に迫る~
こんにちは。
ブログをご覧いただきありがとうございます。
本日の沖縄は雨。
天気予報で八重瀬町の気温をみると17度。
東京も17度くらい。
そんなに変わらないみたいですね。
ここで気になる点がひとつ。
「島尻郡」
そもそも郡というのは「町」「村」の上にある行政区画のこと。
沖縄県には島尻郡のほか、国頭郡、中頭郡、宮古郡、八重山郡の
合計5つの郡があります。
そして、島尻郡を構成する町村のほとんどが、本島周辺に位置する離島。
本島内の町村は八重瀬町・与那原町・南風原町だけです。
という見方をすると
「本島周辺の離島を取りまとめたのが島尻郡なのに
どうして八重瀬町とかが入っているのか」
という議論になりますが、この見方は誤りです。
正しくは沖縄本島南部の町村をまとめたというのが島尻郡のベースです。
確かに言われてみれば、本島の南のほうに島がありますね。
でも島尻郡にはこの地図より
さらに北に位置する伊平屋島・伊是名島も含まれます。
なぜでしょうか。
この2つの島では、沖縄県内では珍しく、
米の栽培がおこなわれていたからです。
琉球王国時代から、王府は2つの島を直轄地として管理しました。
その後も首里(那覇)との交流が盛んであったことから
島尻郡に編入されたという背景があるのです。
ということで、今回は以上です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
~終わり~
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